日本の医療は他国と比較して非常に異色だ。まず日本ほど医療の受診がしやすい国はない。保険証さえあれば自分が行きたい病院へ、大病院にだって、行くことができる。これは当たり前のように思われるが、こんな国は他にはない。

例えば福祉国家で有名なスエーデンでさえ、風邪などでは病院に行くことさえできない。医療保健センターに電話して重症度か高いと判断されて初めて、診察の予約の調整をしてもらえる。しかし医師(プライマリー医師)の診察を受けるには更に数日から数週間かかる。そして医師が専門医の診断が必要と判断した場合には、専門医の予約調整に入る。しかし専門医の診察には、通常更に90日待つ必要がある。そして専門医の手術してもらうには、診断後更に90日もかかる。

どうだろう日本がどれだけ恵まれているかが理解できると思う。しかしこれは別の見方をすると、日本は過剰に手厚い医療を提供しているということだ。日本の高齢者は薬漬けで、病院に行くと1割負担で貰えるので、本当の価格の意味を考えず、貰えるだけもらってくる。日本の医療機関の湿布代が3000億円にもなっているそうだ。湿布などドラッグストアに行けば安くで買える。しかし医療機関に行けばタダ同然でもらえるので、医療機関で出してもらっているのだ。

その結果日本の医療費支出は、2000年の30.1兆円から2022年の46.6兆円へと、1.5倍!に増えた。そして2025年には団塊の世代が全て75歳以上の後期高齢者になり、医療費は更に増加すると考えられている。