そもそも日本企業は本当に消費者の方を向いているのだろうか?

日本のお家芸であるテレビや白物家電においても、世界はもちろん日本国内市場においても大きく遅れをとっている。日本の企業は高付加価値思考から抜け出せていない。消費者の給与は伸びていないのに、家電価格は高付加価値化で上がり続けた。だから消費者の需要とのミスマッチが起こり、特に若い世代から全く支持されていない。結果、日本国内のテレビ市場で中国企業の割合が58%まで占めるに至った。世界ではなく、日本国内市場でだ。

自動車産業においても状況は同じだ。自動車産業には「自動車好き・マニア」が入社してくる。だから「走りにこだわり、運転の楽しみ(Fun To Drive!)」で「加速が、ステアリングが…」となり、マニアにしか理解できない世界になってくる。

しかし多くの消費者にとっては、運転は苦痛でしかない。自動運転で目的地まで連れて行ってくれれば、車内でゆっくり時間を過ごせる。それこそ酒だって飲める。

そして自動運転が未来の姿であれば、ガソリン車やハイブリッドではなく、確実にEV自動車だ。バッテリーやセンサー、発停制御…これらはEVが圧倒的に有利だ。

自動運転の未来はすぐそこまで来ている。だがEV自動車が発展し続けているのは中国のみだ。技術格差はどんどん開いている。投資の神様ウォーレン・バフェットはBYDの株を所有しているらしい。やはり神様は目の付け所が違う。