地球の悠久の歴史を考えると、二酸化炭素は「万物の母」だと言える。植物、動物、魚、菌類、微生物…全ての生きとし生けるものがCO2を母としている。

しかし、その「万物の母」は現在では「温暖化の極悪人」の扱いを受けている。そして世界中が躍起になって二酸化炭素を減らそうとしている。

しかし地球誕生の後、空気中のCO2割合はずっと減り続けている。地球誕生直後は空気中のほとんどがCO2だったが、減り続けた結果CO2は数百分の1となり、現在では僅かに0.04%!しかない。

IPCCという気候変動の国際機関は、直近100年程度のデータを元に温暖化はCO2が犯人だと決めつけ、世界中で危機を煽っている。確かにこの100年間は多少気温は上昇したが、地球の長い歴史を見ると誤差の範囲だ。マンモスを追いかけていた縄文時代は、現在より2~3度も温暖だったし、平安時代も温暖化と言われる現在より暖かかった。なお縄文時代のCO2濃度は現在の410ppmより35%も低い265ppmだった。気温はCO2濃度では説明できない!

悠久の歴史を持つ地球と対話する科学者であるなら、100年程度の視点しか持たないのは、科学者失格と言わざるを得ないと思う。