2025年1月20日 トランプが第37代アメリカ大統領に就任した。就任式にはバイデン前大統領やハリスだけでなく、オバマやクリントン、ブッシュなどの歴代大統領も参列していた。

その就任演説でトランプは「黄金時代のアメリカが今始まる」と演説を始めた。そして「国家的成功のわくわくするような新時代の幕開けにいるという確信と楽観と共に大統領職に復帰する。」と宣言した。

演説の具体的な内容はグリーンニューディールを転換し石油を掘って掘って掘りまくることや、インフレ危機を招いた財政支出やエネルギーコストを下げること、移民対策のためメキシコ国境軍備増強や強制送還、米国を豊かにするために外国に関税を課し外国歳入庁を設立すること、LGBTなどの性多様性を否定しアメリカの性は男と女のみだ…などだ。演説はいつものトランプ節で、前政権をこき下ろし、アメリカは再び世界中から尊敬され賛称される存在になると言い切った。

演説の内容は、ある人には「品の無い最悪の演説」と映っただろうし、ある人には「歴史的な名演説」と映っただろう。評価は真っ二つに割れたと思う。

そしてニュースの映像には、トランプがアメリカの西部開拓の歴史を踏まえ「米国民は探検家、建設者、革新者、起業家、そして先駆者だ。フロンティアの精神がわれわれの心に刻まれている。」とし「大胆な夢を持ち、何物も行く手を阻むことはない。我々が米国民だからだ。未来は我々のものであり、黄金時代は始まったばかりだ。」と言い、それを聞いていたアメリカ国民が狂喜する映像が流れていた。